【第1回】pythonを一発で読めた理由
2020年10月30日(金)

【第1回】pythonを一発で読めた理由

世の中の流れは大きな河口のようだ。
流れが速い部分もあれば、意外とゆったりと流れる場所もある。

たくさんある産業の中でWEB業界を河口の流れに例えるなら、間違いなく激流系の早さでしょう。
ボーッとしてると気がついたら浦島太郎に。
あ、浦島は海のお話でしたね。

そんな業界になんとか生き残ってる訳ですが、
ラフティングやカヌーみたいにカッコ良く乗り切ってるイメージではなく、
どちらかというと、苔でヌルヌルの岩に握力の限界までしがみついてる感じ。

そんな流れの速い業界とは知らず、すべて独学でHTMLをはじめたのですが、
僕が最初に携わった本格的なサイトは「D2TB」っていうサーフィンのポータルサイト。
辻堂にあるライズシステムっていう会社が運営してた。
今から約20年前、2001年くらいだったかな?
ちょうど結婚したてのころ、無職でサーフィンに明け暮れていた僕を見かねて
奥さんが見つけてきてくれた仕事でした。

ちなみに、ライズシステムっていう会社名は、社長が野村昇さんだから。
「ライズ」=「昇る」
なんか、愛があっていいね。
このネーミングセンス、嫌いじゃないです。

まあ、いつでも波の良い時に自由に海に入れる仕事。
動機はそんなもんでしたから、最初は四苦八苦。
元々メカ音痴で、パソコンなんて愚か、ワープロすら触った事もなかった訳で。
で、未だに入力は左右の人差し指2本しか使えません。

しばらくするとHTMLにも慣れ、徐々にJavaScriptとかFlashとか動きのあるものに興味が移り、最終的にはプログラムやデータベース。
そして、サーバーをシェルスクリプトで操作するまでに。
どれも必要に迫られて無理矢理身に付いちゃった系です。
個人で請け負う仕事なんて、断った時点で廃業、明日からご飯が食べれなくなる恐怖との闘いです。

そんなことを20年も繰り返していれば、否が応でもスキルと経験が蓄積します。
しかし50歳も過ぎると、真新しい言語をゼロから学ぶっていうと流石に抵抗があります。

実は、コロナ禍の今年になって、新しく来たオファーが「python」での開発案件なのです。
これまで親しんだphpであればどうにか知恵を絞って、幾度もの困難を乗り越えてきたので多少の自信があるのですが
全く新しい言語となると、ちょっと二の足を踏んでしまう自分がいます。

結局引き受けざるを得ないノーと言えない日本人。
悲しい国民性。

ところで、この「python」って、日本語でなんて読むのか分かりますか?
正解は「パイソン」。
読めますか?普通、読めないですよね?

それなのに、ぼくは一発で読めてしまいました。
なぜなら、ぼくは、サーファーだからです。

◎パイゼルサーフボード
https://www.pyzelsurfboardsjapan.com/home/about/

あのジョンジョンフローレンスの板を削っているシェーパーさんの名前です。
「パイゼル」と読みます。
ということは、このプログラム言語覚えれば、
ジョンジョンみたいにサーフィンが上手くなるんじゃないのかなって期待してしまいました。
そんな淡い期待が決定打となって、オファーを請けてしまいました。

そして、毎度のことながら、請けた後に大きなプレッシャーと忍び寄る後悔の念に悩まされる訳です。

ところで、この「python」という言語が最も得意とするのがビッグデータを簡単なコードで取得できる、所謂WEBスクレイピングという技術。
スクレイピングっていう英語は、「掻き集める」、「こする」っていう意味。
そう言えば、スクレイパーって道具がありましたね。
お好み焼き焼くときのテコみたいなやつもそうですし、お菓子作りの時にクリームとかなめらかにする工程で使うゴムへらみたいなのもそうだった気がします。

要するに、ウェブ上にあるHTMLソースを掻き集めてきて、扱いやすいデータ型に構造分解して格納する処理速度が速い。
しかし、これってそんなに新しいアイデアではないですよね?
ぼくは無意識に使ってたみたいです。
10年も前から。
もちろん、「python」ではなく、phpでオリジナルプログラム作ってスクレイピングしていました。

◎2010年版 HOTLINE ウェブサイト
https://www.hotsuits.jp/2010ss/

アメブロから最新のニュースをスクレイピングして、公式サイトのデザイン、レイアウトに合わせて加工して、埋め込み表示しています。
大規模サイトだと処理速度やサーバー負荷に違いが出るのでしょうけど、小中規模ならこれで十分ではないでしょうか。

今のところ、請けたオファーは実作業に至らず、契約したばかり。
これから笑っていられなくなるかもしれないけど、何とかなるでしょ精神で楽しんじゃおうと思っています。

何が言いたかったかというと、サーフィンしてたおかげで「python」を嫌いにならずに済みましたってことです。
でも、本音をいえば、「pyzel」の方に断然興味があります!

ぴぃちゃんち