【第3回】イグアナ似って言われる
2020年11月03日(火)

【第3回】イグアナ似って言われる

国道から1本、イヤ2本、住宅街に入った場所にそのお店がある。
家族で切り盛りする典型的な街の定食屋さんだ。

採光も行き届いた明るい店内に、ウッド調のカウンターと、団体を4組程収納可能な小上がりがある。
駐車場は店の前に4台分あるので、天候の悪い日や、小さなお子様連れでも利用しやすい。

おもてなしする準備は十分整っているのに、駅からの徒歩圏内ではない事から、
新規のお客様がふらっと入ってくる可能性がきわめて低い。
一番のネックはその立地条件にあった。

広告には様々な媒体がある。

交通広告や、テレビなどのマスメディア。
チラシや新聞折り込みなどは昭和の時代から根強く残る古典的な媒体だ。
フリーペーパーや雑誌タイアップ広告もよく見掛ける。

これらの媒体の弱点は効果の継続性にあると思う。
仮にターゲットにハマったデザインやコピーで心にささり、集客に結びついたとしても、
媒体に広告が出てからの持続力は弱い。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

一方、インターネット広告はどうだろう。
WEB上から故意に情報を削除しない限り、継続性に関しては永遠の◎だ。
しかも、その情報は平面ではなく立体構造だ。
2次元の紙媒体と違って、リンクにより他のページも見れる。
深度が深いといえば分かり易いだろうか。
うまくいけば、どんな媒体よりも多くの情報を伝える事が可能だ。

しかし、魅力と可能性に満ちたインターネットだが、唯一の弱点がある。

「なかなか検索で見つけてもらえない」

・ホームページくらい自分で作れちゃいますよ
・今の時代WEBサイトなんて必要ないよ
・SNSをホームページ代わりに使ってるから結構です

本当にそうでしょうか?

皆さんが、なにかを検索する時にどんなキーワードで検索しますか?
そこに、店名やサービス名を入力して検索する場合は目的がはっきりしている時だけですよね。

ビジネスは、常連さんや仲間とだけ仲良くしていれば言い訳ではありません。
新規の潜在的なユーザーを獲得する事で売上も利益も伸ばしていく必要があります。

では、一般的なお客様が入力するであろうキーワードで試しに検索してみて下さい。
どうですか?1ページ目、いえ、最低でも3ページ目までに、見せたいページが表示されましたか?

これがなかなか難しいのです。
大抵は、ここで行き詰まってギブアップしてしまい、放置状態のケースが多いです。
それでもなんとかしたい!
こんなとき、やっと僕に出番がやってくるのです。

冒頭にあげた定食屋さんが、まさにそうでした。

僕に課せられたミッションは、たった1つ。

検索エンジンで、「エリア名+定食」で1ページ目(10位以内)に表示されるようにして欲しい。

しかしこれが、飲食店の場合、結構ハードルが高いんです。
大体2ページ目ぐらいまでは大手グルメサイトが検索上位を占めるから、
そこに割って入って上位に表示されるのは至難の業。

結局結果が出るのに5ヵ月掛かりましたが、無事ミッションクリアです。
このようなビッグキーワードでのSEO対策はある程度時間が必要ですが、
一度成功するとその順位をキープできるコツがあります。

少しだけその種明かしをします。
「エリア名+定食」に、スモールキーワード(※1)を加え、ロングテール(※2)なSEO対策を施す手法です。

マーケティング用語を2つ使ってしまったので解説します。

(※1)スモールキーワードとは、この場合、「肉」だったり「お子様ランチ」のことです。
ここには、クライアント様が自信を持っている、他店と差別化を図れる「ストロングポイント」を設定すると効果的です。

(※2)ロングテールとは、有名なマーケティングの戦略の1つで、
売れ筋商品25%、それ以外の75%を構成する棒グラフの形が、首長竜(恐竜)の形に似ている事からその名前がつきました。

つまり、よりマイナーで、大量のスモールキーワードで検索上位にくるように狙ってホームページを作成することで、
最終的にはビッグキーワードの攻略につながるというカラクリです。

でも、僕が何をどのように対策しているのか。
それは、教える事は出来ません。
もったいぶって、出し惜しみをしている訳でもありません。
自分でも分からないから、伝える事が出来ないのです。

たぶん、分かってても出来ない人の方が多いと思います。
アスペルガー障害という脳の特性は、社会的には大きなハンディキャップである事は紛れも無い事実です。
たまたまその特性が、WEBサイトのSEO対策というピンポイントでのお仕事に向いていたというしかないのです。

それは、誰かに習うものでもなく、どこかのハウツーのパクリでもない、
独自に身につけた、全くオリジナルなマーケティング手法なのです。

未だにガラケー(ガラパゴス・ケータイ)な、古代的な僕だからこそのロングテールかもしれませんね。

ぴぃちゃんち